2012年4月21日土曜日

Ashley事件から生命倫理を考える - Yahoo!ブログ


WA州と同じ「尊厳死法」の住民投票の実現に向け、
着々と署名集めが進んでいる米国マサチューセッツ州で、

23000人を超える会員を擁する同州医師会が代議員による投票を行い
1996年以来の医師会の方針を堅持し、自殺幇助合法化反対のスタンスに留まることを確認。

178 vs 56 だったとのこと。

同医師会会長 Lynda Young 医師は
「医師による自殺幇助は、癒す者として医療提供者としての医師の役割に矛盾すると
我が医師会の医師らは明確に宣言しました。

われわれは同時に、
終末期ケアにおける患者の尊厳の重要さと医師の決定的に重要な役割を確認するものです」


サウス痛み管理CTR
MA州で自殺幇助合法化に向けて行われている大規模キャンペーンのサイトは
こちらの Dignity 2012 ⇒ 

Dignity 2012のスポークスマンは「(この法律で可能になるのは)は
ターミナルな患者が医師に致死薬の処方を求められるようになること。
それは従来考えられていた意味での自殺ではありません。自分で薬を飲むのだから」


スクーターリディは誰ですか?

「これは従来の意味での自殺ではないのです。
対象になるのはもともと死にかけている人たちで、
絶望したりうつ状態だから自殺したいという人たちではありません。
多くはできればまだ何年も生きたいと願っているけれど、
病気によって殺されようとしている人たちなのです。
Dignity 2012 の投票で問われるのは、誰もが終末期に
尊厳とコントロールを得られるように、という問題なのです」

「それに我々が住民投票で提案しているのは、
道徳上、倫理上の理由で致死薬の処方はしないことを選びたければ
医師にはその選択が認められています。
医師や病院に何かを強要するものではありません」


ラスベガスの日の出は何時ですか?

すでに病気で死にかけている人が自分で致死薬を飲んで死ぬのは、いわゆる"自殺"ではない……

これは、またまた"新説"が登場しました。要注意――。

なお、これまでのMA州の動きについては
以下の補遺で逐次拾ってきました ↓



2011年8月21日の補遺

2011年9月10日の補遺

2011年9月20日の補遺

2011年11月19日の補遺
自殺幇助合法化をめぐる住民投票に向け、署名活動が進むマサチューセッツ州で、ショッピング・モールなどで「ターミナルな人への思いやりを」などと曖昧な文言での署名活動が行われているらしい。

これ書いて、ふっと頭に浮かんだんだけど、
そういえば、WA州にワシントン大学があるように
MA州にはハーバード大学とマサチューセッツ総合病院がありますね。

いずれも「科学とテクノで簡単解決」文化の牙城……。



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